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つばさ総合―八丈 試合終了後、スタンド前に整列して観客にあいさつする八丈の選手たち=2024年7月7日午後1時28分、大田、佐野楓撮影

(7日、第106回全国高校野球選手権東東京大会1回戦 八丈15―0つばさ総合)

 強い島風で鍛えた打撃で八丈が圧倒し、五回コールド発進した。

 八丈島は飛行機が欠航になるほど海風が強い日が少なくない。笹本義範監督の息子で、一回に中越え適時三塁打、四回に左中間への適時二塁打を放った笹本優人(2年)は「島の風に負けないように、強い打球を目指して体の使い方を学んできた。今日は打球を体に引きつけて打つことができた」と振り返った。

 スタンドには本土在住のOBや保護者など約150人が応援に駆けつけた。2022年の夏の大会で主将だった菊池絆さん(19)は、2年後輩の活躍を喜んだ。「公立校でここまで応援に駆けつけてもらえるのは恵まれているし、それが力になっていると思う。自信を持ってこのまま突き進んでほしい」とエールを送った。

 島の学校でも、応援に来られなかった生徒たちがパブリックビューイングで応援したという。=大田(佐野楓)

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